ゴミ屋敷を巡るトラブル事例

「ゴミ屋敷の現状」でも少し触れましたが、ゴミ屋敷を発端とするトラブルが増えています。ここでは、ゴミ屋敷トラブルの実例を紹介します。

ロウソクの火が溜め込んだゴミに引火

東京都内のゴミ屋敷で火災が発生。あふれていたゴミにロウソクの火が引火したことが原因だといいます。悲しいことに、そのゴミ屋敷に一人暮らししていた住人は死亡してしまいました。

ゴミは20年にわたって溜め込まれていて、10tを超えていたといいます。悪臭と害虫の発生で悩んでいた近隣の住人が行政に相談するも、住人は「これはゴミではなく財産だ」と主張していたため、どう対応しようかと思案していたところに、さらに重なったゴミ屋敷トラブルでした。

夜逃げ同然の住人が残していったゴミ屋敷

賃貸アパートに6年ほど前から入居した住人が家賃を滞納し始め、最終的には6ヶ月分が未払いの状態に。

結局、夜逃げ同然に引っ越していったそうですが、不動産屋が退去後の部屋を確認しに行くとそこはゴミ屋敷。ゴミが山積していて、玄関から中に入れない状態だったそうです。

その後の片付けやリフォームなどにかかった費用は約180万円ということ。しかし、噂にでもなっているのか、未だに新しい入居者は決まっていないといいます。

ゴミ屋敷の住人は、入居当初は勤勉な雰囲気を持った青年でしたが、引っ越す頃には髪もひげもボサボサで、同じ人間とは思えないほどに風貌が変わっていたそうです。

条例によっては罰則を受ける可能性も

前述のように、周りの人間がゴミだと認識していても本人が「財産である」といえば、たとえ行政でも強制的な対処をすることができません。しかし、ゴミ屋敷対策条例が施行されている地域では、罰則を与えられる可能性もあります。

東京都荒川区では、平成21年4月からゴミ屋敷への対応も含めた「荒川区良好な生活環境の確保に関する条例」が施行されています。条例の概要は以下のような内容です。

  • 近隣住人からの苦情があった場合、立ち入り調査を行うことができる。 その調査を住人が拒否または無視した場合は、氏名公表および10万円以下の罰金に処される。
  • 苦情に対しての是正勧告を行い、それに住人が従わない場合5万円以下の罰金に処される。さらにそれでもゴミ屋敷が改善されないときは、行政代執行を行うこともできると定められています。

現在のところ適用された例はまだないようなのですが、条例で定められているわけですから、近い将来に罰則を受ける人が出る可能性は極めて高いといえます。

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